2009年03月29日

なかむらたかし 『キングアビス』

答えは闇の先の深淵へ――
「人間は血塗られた手で殺した神の御心を有り難くいただき...身勝手にも祈りまで捧げる...幸いになりますように、と。なんという強欲...。
おのれの不浄の深さに気付きもせず...度し難い悪を包み隠すために...人は神を造るのです。それこそが...その心こそが......神の正体。私は......神を屠ろう...」

キングアビス 1
なかむら たかし
ジャイブ ( 2009-03-07 )
ISBN: 9784861766220
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


3種類の異能者・・・大地から力をくみ上げて戦う力を持つアースカレント、大地を育む力を持つアナカレント、人間とはかけ離れた姿を持ち外界に住むホルス・・・と人間とが暮らす大地。
時の王バルタザールの命令で、殲滅の対象となったアースカレントの少年キャルは、アナカレントの妹や同じアースカレントの仲間とともに、王を殺すために王都を目指す。
一方、美しい容貌と明晰な頭脳をもつ妾腹の王子アビスは、誰にも覗くことのかなわない世界と人間の闇を見つめている...


アニメ作家なかむらたかしが描くファンタジー巨編(になりそう)。
アニメはあまり詳しくなく、この方の作品も見たことないのですが、衝動買いしました。
アニメ作家さんらしく、漫画としてのコマ割りとか盛り上がりとかは若干弱い気がしますが、その分淡々と着々と積み重ねられていく世界観が好みにピタリ。
いかにもヒーローらしく理解しやすいキャラクターである少年キャルと、何処とも知れぬ闇を見つめ絶望しきったかのようで何かを望んでいるかのような王子アビスの対比が、お話に深みを与えています。
この世界が何故こんな風なのかという謎もありそうなら、かつて実在した神アダマにまつわる謎もありそうだし、何よりアビスの行く先にどんな光景が広がっているのか、気になることだらけです。
この第1巻は、まだまだ序章。なんだかゆっくり進んでいそうなお話なので、いつ続きが読めるのかはなはだ疑問ですが、気長に待つつもりです。
posted by 高 at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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