2008年10月05日

大塚英志/堤芳貞 『東京ミカエル』

17歳しかいない街
「18になってどうする!?」
「大人になるわ...。大人になって子どもを産む。だっていつまでも17歳なんかじゃいられないでしょう?」


それまでの記憶一切をなくし、壁に囲まれた東京に放り出された17歳の少年少女たち。
時々現れる「ティーチャー」達は「セブンティーン」達を殺していき、18歳まで生き延びた少年少女達は消えていく。


そんな世界に放り出された大江朔という少年を中心に進んでいくお話です。
あえて言うならSF?
理不尽に閉鎖された世界に放り込まれ、一方的に狩られる17歳たちの反乱を描く群像劇になるかと思いきや、そうはならなかった。
この世界の細かい設定や仕組みも明かされない(というか敢えて決められてない)まま、揺れ動く17歳たちの姿が描かれる、乾いた世界。
だから普通のSFやサスペンスものとして読むと、読後感がスッキリしなくて気持ち悪いかもしれないんだけど、こういうのも自分は好きだったりします。

で、興味がわいてネットで検索してみた。どうやらこれは大塚英志の「封鎖都市」三部作のひとつらしい。他二作は「JAPAN」「機械生物都市ノーランド」
「JAPAN」って、以前本屋さんで見かけて気になっていた作品だ!(忘れてたけど)
「機械生物都市ノーランド」は評判があまり良くないようなので、今度「JAPAN」を読んでみよう。ついでに暇な時に「MADARA」も。
しかし「MADARA」って中学くらいの時に友達がはまっていたけど、絵柄が好きじゃなくてロクに読もうとしなかった作品だった気が・・・。世の中どこでどうつながるか分からない。
あ、あと原作者・大塚英志さんの小説「冬の教室」も微妙に関係ありそうなので、こちらは図書館で借りて読んでみよう。

多分そりが合わない人の方が多そうだけど、乾いた雰囲気の作品が好きな人なら楽しめるかも。

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posted by 高 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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