2007年06月10日

谷川俊太郎 『すこやかに おだやかに しなやかに』

ここのところ、ちょっと色々ありまして、体力的にも精神的にも非常に疲弊した一週間でした。
で、そんなふうに精神的にとても疲れてしまったとき、ざわざわと気持ちが落ち着けずに辛いとき、読みたくなるのは谷川さんの詩です。
すこやかにおだやかにしなやかに
すこやかにおだやかにしなやかに
谷川 俊太郎著
佼成出版社 (2006.1)


この詩集は『ダンマパダ(法句経)』の英訳を下地に、作者が共感するところを書いたものだそうです。
「法句経」は釈尊の語録の形式を取り、仏典の内でも最も古いものの一つだそうですが、そのためか、とてもやさしく、まっすぐに、シンプルで、世界とのつながりを感じられるような詩が沢山つまっています。
本自体も薄くて小さくて、でも装丁は素敵で、安価で(^^;手に取りやすくて、ちょっとした時にパラパラっと開くのに丁度いいです。

一部を紹介。
もっと向こうへと

悪はあなたのもの
哀しみはあなたのもの
だが善と喜びもあなたのもの
そして濁りないこころも

清い水も濁った泥水も
みなあなたのこころから沸いてくる

いま見えている世界はただのあぶく
ただの幻
世界をありのままに見るために
目覚めよう 間違った夢から

この世界のもっと向こうへと続く道がある
喜びとともにその道をたどろう



苦しみも傷もついてくる
影のようにどこまでも
(中略)
幸せと喜びは歌っている
海のようにいつまでも

――――――――

波紋のようにこころにひろがる
かみなりのようにこころをゆるがす
こころから生まれてこころにとどく
ことばの力はこころのちから

――――――――
からだはこころを守っている
こころはからだをいつくしむ

――――――――

おだやかにあれ こころよ
のびやかに しなやかに はれやかに
ラベル:谷川俊太郎
posted by 高 at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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