2005年11月14日

五條瑛 『恋刃 Lancet』

革命小説第4弾。
「"恋"は、人を危険や間違いへと導く。そして、"愛"は破滅を誘う。純粋さはそれらに拍車をかけるだけで、何の歯止めにもならない。そうだろう?」
恋刃
五條 瑛
双葉社 ( 2005-03 )
ISBN: 9784575235173
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


<革命>シリーズの第4弾です。
このシリーズ、正式には<R/EVOLUTION>と表記されていて、二文字目のEから始まる副題が各作品につくという懲りよう。
つまり第一作は『断鎖 Escape』、2作目『紫嵐 VioletStorm』、3作目『心洞 OpenSesame』です。
ちなみにまだ刊行されていない5作目は『愛罪 Uxoricide』で、タイトルからして、本作で様々に恋に堕ちてしまった人たちの更なる悲劇が繰り広げられそうな予感がします。

この4作目では、今までの3冊でそれぞれに紹介されてきた登場人物たちの話が、一気に絡んでひとつのお話につながってきたという感じ。
『断鎖』で主役を張っていた亮司も結構出番が多いですし、そこに脇役として登場していた某彼女も見事さに磨きがかかって帰ってきましたし、スミレエナも健在(?)です。勿論サーシャ様も(この人だけは何故か「様」をつけないと悪い気がします)。

以下ネタばれ
冒頭に出てくる文章は誰の書いたものだろうと考えながら読んでいたら、なんとエナの父親でした。サーシャ様は色々な所で暗躍していますね。その仕方も見事すぎてあんぐりと口を開けてしまいました。彼にはタブーというものはきっと存在しないのでしょう。
嬉しかったのはリャン(お岩)が戻ってきたこと。しかも悪女っぷりに磨きをかけて戻ってきた! これから亮司や他の面々とどんなふうに関わってくるのか楽しみです(桑田は哀れとしか言いようがないですが、あまり好きな人物でもないので関心が薄いです。むしろ桑田に拝み倒されている彫翔がかわいそうだった)。
エナはどんどん突っ走っていますね。ハーシーが傍にいてくれるのが救いですが、彼女はヤスフミを忘れることはないんだろうなぁ。
大川の今後の動向も気になりますし、なかなか目が離せません。
和田の恋や畠の恋からつながってきた、桑田の恋、聖美の恋、エナの恋、ハーシーの恋...ハッピーエンドは望むべくもありませんが、今後どんな風に展開していくのか楽しみです。
ラベル:五條瑛
posted by 高 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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