2005年01月23日

獣木野生 『あるはずのない海』

「地球が今の位置になければ、海はなかった。海がなければ、我々は存在しなかった。」マフィアのボスの甥として、父親を知らぬ子として、母親の死と引きかえに生まれ、幼少期からその天才的な能力を発揮させていたマイケル・ネガット。しかし彼は実の叔父からは疎まれ、召使の一家に息子のようにかわいがられて育っていた。
その後自分を拘束する他のマフィアから逃れて刑務所に逃げ込んだ彼はジェームス・ブライアンを名乗るようになる。命を狙うマフィアのボスの死とともに出所した彼は、もと医者の私立探偵カーター・オーガスの助手に納まった。そこにカーターの遠縁にあたるアンディが父親の遺言に従ってアフリカからやってくる。
カーター、ジェームス、アンディと、カーターの従兄妹で下宿人のアンジェラ4人の共同生活が始まるが、やがてジェームスとアンディとの間に不可思議な絆が存在することがわかる。
同じ頃、カーターはジェームスの少年時代の親友・ワイエスから、麻薬捜査への協力を依頼され――


3主人公の出会いを描いたパーム・シリーズ第3話です。
彼の生い立ちについては『ナッシング・ハート』で触れられていますが、このお話は、彼がようやく家族とも言える愛すべき人たちに出会い、絆を作っていくまでのエピソードです。
この第3話で、シリーズにぐぐっとはまり込みました。
初めて会ったとき君は......あるはずのない海の話をしていた。
"――あたたかくて小さな水たまりの中に......"
あらゆるものが存在して生命が生まれ――受け継がれ育まれ、気の遠くなるような時を経て――ようやく我々は出会ったのに......なぜまた離ればなれになってしまうのだろう?
――還っておいで 還っておいで...... もう一度 もう一度 もう一度 戻ってきて 離れないで。
ずっとそう祈り続けて来た。――たとえ一日でもいい、一秒でもいい。
はるかな昔――太古の地球にあるはずのない海の生まれた時から――あるはずのない生命の生まれた時から......


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タグ:獣木野生
posted by 高 at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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