2004年12月12日

森博嗣 『四季 夏』

『すべてがFになる』の真相が、ついに明らかになる。
「私の産む子が大きくなれば、私や、叔父様をきっと殺すでしょう」 四季はそう言ってナイフを床に置いた。「それまでの間、正しく、そして人の誇りを信じて、生きましょう」
四季 夏 (講談社文庫)
森 博嗣
講談社 ( 2006-11-16 )
ISBN: 9784062755696
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


13歳でアメリカから帰国した四季は、瀬在丸紅子に再会する。
子どもを産むことで自身を防衛した紅子、叔父新藤清二との関係、再び接触が可能になった四季の中の人格。
自身の内に蓄積された消えることのない膨大な情報と記憶に拘束される四季は、自身をリセットして自由になるために、ひとつの決断を下す。


『すべてがFになる』で触れられた、妃真加島で起きた四季による両親の殺害事件が、リアルタイムで語られる本編です。
『四季 春』を読んだ時の予想と違って、今回は誰の一人称でもなく三人称で、四季を中心に話が進められました。
紅子だけでなく、保呂草さんや林刑事、犀川先生や喜多先生なども出てきて、そういう意味では、VシリーズとS&Mシリーズとの間に横たわるタイムラグをつなぐお話としても楽しめます。
ラベル:森博嗣
posted by 高 at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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