2004年11月16日

妹尾ゆふ子 『竜の哭く谷』

「この娘 十四の歳 国の滅びん」国滅びの予言をなされたカララクの姫・サラヤは、自身を疎んじる父王によって、東方山中の国ツェクタハンの蒼竜王のもとに嫁される。
ツェクタハンは<竜を駆る者>たちの国、民人は<死の使い>と呼ばれるルフ鳥に乗って空を翔ける。しかし今やルフ鳥を御せるのは蒼竜王のみであり、ツェクタハンも滅びへの道を歩もうとしていた......


<夢語りの詩>シリーズ第1話
祭を訪れた流れ者の詩人が吟じるという設定で語られるお話です。
その語りという文体に慣れていないためか、現在の著者の文章を知っているためか(これはかなり初期の作品なので)、少々ぎこちなさを感じるし、人物たちの行動や感情にもいまひとつ納得のいかない部分がありました。
でもやっぱり著者特有の生き生きとした世界感や物語のドラマチックさは健在で、そこそこ楽しめます。
ちなみに物語の舞台となるのは『風の名前』『魔法の庭』『翼の帰る処』と同じ世界です。特に『魔法の庭』とは時代的に近いですし、『翼の帰る処』は同じ場所のずっと未来のお話です。。そういう意味でも楽しめました。

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ラベル:妹尾ゆふ子
posted by 高 at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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